インドネシア人のTwitterの使い方とその事情

8月、インドネシアのテクノロジー系のメディアで話題になったのは、Twitter Liteである。

これはTwitterの軽量版アプリで、主に新興国向けに提供されているものだ。

Twitter Lite自体は去年リリースされたが、インドネシアのユーザーがGoogle Playからアプリをインストールできるようになったのは今年8月からのことである。

インドネシアのTwitterアクティブユーザー数は、2017年の時点で約1,900万人。今年中に2,000万人を超える見込みだ。

インドネシアでのTwitterの使われ方

インドネシアのTwitterアカウントで最もフォロワー数を集めているのが、ジャカルタ生まれの歌手のアグネス・モニカ。その数は1,740万人だ。また、大手映画館運営企業『Cinema XXI』はユーザー数は1,100万人を超え、インドネシア人にとって最新映画の情報源にもなっている。

映画館のアカウントのため、その投稿には新作映画の予告編が貼り付けられている場合が多い。インドネシア人は映画の予告編はFacebookやTwitter等のSNSでも見ることが多い。

また、Twitterでのハッシュタグは拡散されやすく、企業がキャッチーなハッシュタグを作成してTwitterで拡散するプロモーションが普及している。

3MBの軽量版アプリ

インドネシアのインターネット回線は決して速いとは言えず、また、ROM8GB~16GBの端末が今も広く流通している。ひとつのアプリに大きな容量を割くわけにはいかない事情がある中で、このTwitter Liteはインドネシアでもリリースされた。

インドネシアを含む世界21ヶ国で追加リリースされたTwitter Liteは、インストールサイズを3MBに抑えることができる。データセーバー機能を搭載し、ツイート読み込み時に必要最低限の画像だけを表示することができる。これにより、通信量を節約できるという仕組みだ。

ウェイトの大きいアプリにROM容量を割くことはできず、通信速度にも限りがある。Twitter Liteに対するインドネシア人の需要は、決して小さくはない。

アジア大会でも活用されたTwitter

インドネシアで開催されたアジア大会でも、Twitterのハッシュタグが十二分に活かされた。

そのひとつが「#ClosingCeremonyAsianGames2018」である。文字通り、アジア大会の閉会式の様子を伝える目的のものであるが、このハッシュタグは200万件近い投稿を生み出した。

ハッシュタグは、インドネシア人にとっても使い勝手のいいものだ。インドネシア語の表記はアルファベットで、英語との互換性もある。今回のTwitter Liteにより、Twitterの利用シーンもより広がっていくことだろう。

【参考】
Twitter Lite-Google Play