大人気オンラインゲーム「Fortnite」とインドネシアのマルウェア問題

インドネシアのテクノロジーメディアで最近よく見かけるのが、Fortniteに関する記事だ。

Fortniteとは、バトルロワイヤル形式のオンラインゲームである。大人数のプレイヤーが最後のひとりになるまで戦うという内容だが、Fortniteはそれに「建造物を造る」という要素が加わっている。PUBGや荒野行動と並び、Fortniteは今や人気タイトルに成長した。

話題のアプリに脆弱性が

9月10日現在、Fortniteを開発したアメリカのEpic GamesとGoogleは、Android向けアプリの脆弱性問題を巡って対立している。

8月にリリースされたAndroid向けベータ版アプリに、セキュリティー上の問題が見つかった。Epic Gamesは修正パッチがユーザーに浸透するまで今回の問題に関する情報公開を避けようとしていたが、Googleはそれを待たずに公開に踏み切ったのだ。

マルウェアに対する「意識」

FortniteはGoogle Playで配信されているアプリではなく、Epic Games独自のインストーラーで提供されているものだ。

問題は、そうしたことをインドネシアの一般市民が認識し、対策をしているかということである。特に、スマホを使った電子決済が地方都市にも浸透しつつある今、マルウェア対策への意識の向上は必須とも言える。

注意喚起を促すメディア

イスラエルのIT企業チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズが、このような図を公開している。全世界のマルウェア感染リスク指標だ。濃い赤に塗られた国は、マルウェア感染の危険性がより高い。

インドネシアは、最も濃い赤で塗られている。この図を見る限り、ASEAN諸国の中でも最もマルウェアに悩まされている国と言わざるを得ないだろう。

安価なAndroid機種が爆発的に普及し、それに伴うスタートアップ企業も増えた。その次の段階として、ゲームを含めたアプリのセキュリティー対策を講じる時が訪れている。

現地のメディアもセキュリティーに対する意識は高い。全国紙KompasのニュースサイトKompas.comにもテクノロジー部門の検証セクションが存在し、FortniteのAndroidベータ版がリリースされる前、これを謳った偽アプリが登場したが、Kompas.comはすぐさま注意喚起の記事を配信した。Fortniteの公式アプリの問題に関してもKompasを含めてメディアの反応は非常に早く、こうした各種メディアによる注意喚起と共に一般ユーザーのネットセキュリティーに関する意識も向上していくだろう。

【参考・動画】
Hackers Install Malware On Fortnite Android App | LIVE Attack-YouTube
July’s Most Wanted Malware: Attacks Targeting IoT and Networking doubled since May 2018-Check Point Software Technologies