アジア競技大会2018 (特集第4回) 最年長・最年少出場選手に見るインドネシアの「今」

アジア競技大会でインドネシア国民から注目されていることのひとつは、「最年長と最年少」である。

今大会の最年長出場選手は78歳。かたや最年少出場選手は9歳。いずれもインドネシア代表だが、その年齢差は実に69歳である。

この記事では、現地で話題を呼んでいるこの2選手について紹介しよう。

最年長はブリッジの選手

インドネシアの長者番付トップに毎年上がるのは「ハルトノ兄弟」である。

このふたりは現地タバコメーカーのジャルムを経営している。そのハルトノ兄弟の兄、マイケル・バンバン・ハルトノ選手がブリッジに出場する。

ハルトノ選手は1939年生まれの78歳。経済誌Forbesによれば、ハルトノ選手は世界75位の大富豪でもある。だが同時にブリッジの有名プレイヤーで、国際大会にも積極的に出場している。

なお、アジア競技大会でブリッジが種目として採用されるのは今年が初めて。実は日本からも72歳の中尾共栄選手が参加する。インドネシアはカジノのない国だが、それでもカードゲームは広く浸透している。

特にブリッジは頭脳勝負だからこそ、年齢問わず多くの愛好者が存在する種目でもある。

9歳のスケボープレイヤー

一方、今大会の最年少選手はインドネシアのアリカ・カイサ・ノフェリー選手。2009年生まれの9歳である。

出場種目はスケートボード。この種目も現代のインドネシアを象徴している。去年は東南アジア最大の売春街として知られていたカリジョドが整備され、そこにスケートパークが建設されたことで、スケートボードをする人が増えている。

スケートボードは、決して広い敷地を必要とはしない。高低差のあるコースを整備できれば、フィールド面積自体は小さくて済む。土地と土地の間に発生する余剰地を活かしてスケートパークを作ることも可能だ。

こうした中で、アリカ選手のような年少プレイヤーが続々登場している。

【参考・動画】
Bridge Targetkan 2 Medali Emas-YouTube
Instagram
Atlet Termuda & Tertua Kontingen Indonesia di Asian Games-YouTube