インドネシア・エアアジアXの成田〜ジャカルタ便が9月末で運休

今年5月1日から就航したインドネシア・エアアジアX成田〜ジャカルタ便だが、9月末日を最後にこの直行便は運休することが先週8月8日に発表された。

インドネシア・エアアジアXの日本〜インドネシア直行便は、去年就航した成田〜バリ便が大いに好評だった。当初は週4便だったが、就航1ヶ月で毎日発着のスケジュールに再設定された。そのような背景もあり期待されていた成田〜ジャカルタ便だったが、蓋を開けてみれば就航後3か月での決定、僅か5ヶ月という短寿命の便になってしまった。

決して不便な時間帯ではないが……

日本人が利用する場合、この便の対象は主にビジネス渡航者や学生といっていいだろう。

エアアジアの便がJALやANA・ガルーダインドネシアに比べて、不便な時間帯だったというわけではない。成田発の便は11時30分発、ジャカルタには季節にもよるが17時20分着である。日本人旅行者が都内から成田空港へ向かう場合も、朝に家を出れば十分フライトに間に合うスケジュールだ。

また、訪日インドネシア人の需要も見込んでいたはずである。日本を訪れるインドネシア人は年々増加しており、2017年には35万人を超えた。JALやANA・ガルーダインドネシアと比較しても料金は安く、特に中間層の需要は大きいと思われていた。

レガシーキャリアとの比較

エアアジアの成田からのジャカルタ直行便はエコノミーであれば往復3万円台~、ビジネスクラスであるフルフラットベッドは往復5万円台~に設定されており、価格競争力がある。

しかし、年間を通じて低価格に設定されているというわけではなくバカンスシーズンには運賃が高騰し、基本的にキャンセルができないのもLCCの特徴だ。ワンワールドやスターアライアンスのマイレージを貯めることもできない。こうした点で、ビジネス渡航者に対して十分に訴求できなかった可能性がある。

また、インドネシア人にとって日本はシンガポールやクアラルンプールのように手軽に行く場所というわけではなく、ある程度準備をしていく場所で、せっかくなら、JALやANA・ガルーダインドネシアを使いたいという心理もあったのかもしれない。

【参考】
2018/05/02 Indonesia AirAsia X 408 Inaugural Flight Ceremony at Tokyo Narita-YouTube