アジア競技大会2018 (特集第1回) ジャカルタの警備・交通規制

8月18日から9月2日にかけて、インドネシアではアジア競技大会がジャカルタを中心に開催される。

もともとインドの提唱で始まったこの大会であるが、今では「オリンピックの試金石」という性質が強くなっている。これは各種目の選手にとってもそうだが、種目自体をオリンピックの正式競技にするためのトライアルという位置付けも感じられる。

今回のアジア競技大会では、デモンストレーション種目ではあるがeスポーツが開催される予定だ。日本ではTBSが連日この大会を放映予定で、日本人の活躍もテレビで目にすることになるだろう。ジャカルタの街中に「Asian Games」の広告を目にすることができ、目抜き通りの歩道整備も大会を前に急速に進んでいる。

そこで、今回から4回に渡る連載を行いたい。第1回の今記事では、アジア競技大会開催中の警備・交通状況についての最新情報をお伝えしようと思う。

期間中の警備状況は?

アジア競技大会の開会式には、関連各国首脳が来訪するものと思われる。ジャカルタではテロ対策のために、オフィスやショッピングモールに入る前に普段よりボディチェックが行われているが、より強化されることになるだろう。

そして、注目するべきはインドネシア政府が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に対して、アジア競技大会に招待するための親書を送っていることだ。もし、これが実現すれば、ジャカルタ市内の警備体制はさらに厳重なものとなる。

筆者は今年6月にシンガポールで行われた米朝首脳会談を取材した。この時のシンガポール当局の警備体制は、まず米朝両国の首脳が滞在するホテル周辺に検問所を設け、そこを通過する車両をすべてチェックした。これと同様の措置がジャカルタで実行される可能性はある。

交通規制を強化

また、ジャカルタ市内の各主要道路ではナンバープレートの末尾番号による振り分けも強化されている。番号が偶数か奇数かにより、日毎の通過の可否を設定するというものだ。

また、ジャカルタの高速道路の出入口19か所が大会期間中は閉鎖されることが報道されている。

ジャカルタは渋滞が社会問題の1つでもあるが、アジア競技大会中は更に渋滞が酷くなることも予測される。出勤や営業活動においては、普段以上に時間に余裕をもった行動が良いだろう。

どのような交通規制が行われていくかは流動的なところもあるが、予測する方法として8月18日の開会式の動向を把握することは有効だろう。各国首脳がどのホテルに滞在するのかを報道等で知ることができれば、どこで車両通行規制が行われるかを予測することができる。シンガポールでの米朝首脳会談の際は、両国首脳がどこへ宿泊するかが事前に明かされた。

アジア競技大会は大きな盛り上がりをみせることが予測される一方で、警備・交通の面では不便が生じることもあると思われ、大会期間中はこうした状況を踏まえた上で行動していくべきだろう。

【参考・動画】
Ini Peraturan Ganjil Genap Selama Asian Games-YouTube