インドネシアの電子ウォレットT-Cash、どのキャリアでも利用可能に

インドネシア通信大手TELKOMSELは、『T-Cash』という電子ウォレットサービスを運営している。

これは今年4月からQRコード決済も開始しているプラットフォームだ。サービス開始当初よりTELKOMSELのSIMカードユーザーしか利用できなかったが、7月17日、TELKOMSELは他のキャリアとの互換性をT-Cashに適応させた。T-Cashを利用するのに、TELKOMSELの番号を入手する必要がなくなったのである。

「互換性」がもたらす効果

7月17日の記者発表会で、TELKOMSELは「#pakeTCASH」というハッシュタグを大きく掲げた。

それまではTELKOMSELユーザー限定のサービスであったT-Cashだが、今後は他のキャリアの番号からもT-Cashを利用できるようになる。これはインドネシア中央銀行の認可を受けてのことだ。

キャリア限定のアプリが互換性、普遍性を持つようになったことで普及が加速したという例は珍しくない。

現時点でのインドネシア国内のT-Cash利用者は、約2000万人。その中でアクティブユーザーは月間400万人ほどだが、TELKOMSELは今年末までにこの数字を2倍にするという。

有名飲食店とタイアップ

興味深いのは、先述の#pakeTCASHが大手飲食チェーン店とのタイアップ企画でもあるということだ。

以下のTwitterの投稿をご覧いただきたい。

タイアップ企業の一覧が表示されているが、マクドナルドやKFC、スターバックス、J.COドーナツ、バーガーキング、BreadTalkなど、インドネシアにチェーン展開している有名飲食店が連ねている。これらの店舗のメニューがキャッシュバックキャンペーンの対象になっているのだ。

本格攻勢へ

オンライン配車サービスのGo-Jekが多角化の道を進み、独自の電子ウォレットサービスを構築する一方、国内最大手の通信業者がいよいよ本格的な攻勢に踏み切った。

T-Cashは今後も積極的な展開をしていくと見られ、今後の打ち手にも注目が集まる。

【参考・動画】
#JadiBaik di bulan baik #pakeTCASH-YouTube