ミロを使ったかき氷「Es kepal Milo」がインドネシアで流行

今年の前半、インドネシアで不思議な動画がYoutubeで人気になった。

それは「ミロでかき氷を作る動画」だ。

パウダータイプのミロをかき氷のシロップとして使うというものだが、これが文字で書く以上に多彩である。

インドネシア国内の人気ユーチューバーも、「Es kepal Milo」を作る動画を配信するほどだ。

インドネシアとミロ

日本でもミロは売られているが、それに対する消費者の受け止め方は日本とインドネシアで大きく異なる。

日本では「子供の飲み物」と捉えられがちなミロは、東南アジアでは「スポーツドリンク」に近いポジションだ。ミロは喉の渇きを潤すと同時に、カロリーと栄養を素早く補給することができる。常夏ならではの発想と言えるかもしれない。

ネスレ主催のスポーツイベントも頻繁に行われている。ただ、その場合はネスレのロゴではなくミロのロゴを掲げる。イメージカラーはもちろん緑。ワルンでも小分けのミロが売られている。インドネシア人にとってミロは身近な飲み物なのだ。

包丁いらずの手軽さ

たとえば下の動画では、オリジナルのEs kepal Miloの作り方を細かく紹介している。

ミロのパウダーに別途ココアパウダーやスキムミルク、粉末状にしたオレオを加えてかき氷にかける。こうして見るとミロは牛乳原料、そしてカカオマス原料の食品と相性がいい。その上、別のお菓子を砕いてトッピングするということもできる。

誰にとっても喜ばしい動画

このEs kepal Miloは、誰にとっても喜ばしい。

もしインドネシアで、危険なチャレンジ動画がブームになれば、情報通信省がコンテンツ規制に動く可能性があるだろう。インドネシア政府は、事故や犯罪を誘発するコンテンツに対しては極めて強硬的な態度で知られている。先日も若者に人気の動画配信サービスTikTokが通信を一時的に遮断された。理由は「若者に有害な動画が配信されている」とされた。

逆にEs kepal Miloの作り方を紹介する動画は、誰を傷つけるものでもない。むしろ消費の減少が懸念されている国内カカオ市場の起死回生策として、YouTubeでの動画配信が注目されているほどだ。

【参考・動画】
MAIN KE RUMAH PACAR DIBIKININ ES KEPAL MILO TERENAK-YouTube
ES KEPAL MILO VIRAL TANPA MIXER !!!-YouTube