インドネシア国内の「Androidバージョン大転換」は今年中に発生か

メッセンジャーアプリWhatsAppが、2年後を目処に対応OSの整理を実行するというニュースが6月下旬にインドネシアで注目された。

対象になるのはAndroid2.3、通称「ジンジャーブレッド」だ。2020年2月をもって、Android2.3へのWhatsAppのサポートが終了する。

インドネシアのメッセンジャーサービスで、WhatsAppは最も使われているサービスのひとつであり、仕事でもプライベートでも利用されることが非常に多い。

世界の主流バージョンは?

現在、世界のAndroidユーザーのOSは6系列か7系列が主流である。この両バージョンで、全ユーザーの半分以上を占める。

一方、Android2.3の登場は2010年。今もこのOSに留まっているユーザーはごく少数である。インドネシア国内の情勢もこれに準じていると思われるから、WhatsAppのサポート終了による影響はほぼないと見ていいだろう。

現行の国内販売機種も、その大半がAndroid7.1である。最新機種の場合はAndroid8.0、最近ではローエンドモデルに向けたOSであるAndroid8.1が注目されている。これはRAM1GB以下のスマートフォンでも快適な動作を可能にする目的で開発されたものだ。

Android6.0は現在の主流OSと言えるが、現行販売のラインナップを見ると徐々に旧型化が進んでいる。

乗り換えの時期へ

そこから鑑みるに、今年下半期のインドネシアにおけるスマホ情勢は「6から8へ」の流れが加速する可能性がある。

現に、5月から6月にかけてのインドネシアではAndroid8.0と8.1の存在感が大きくなったように思える。特に8.1は、経済先進国に比べてローエンドモデルの需要が高いインドネシアでは広く受け入れられるのではないか。

消費者の視点から見れば、アウトレットの機種よりも最新機種を選んだほうが値段も安く上がる、という状況に突入しつつある。

Androidとインドネシア国民

OSアップデートの話題は「生活の問題」でもある。

バイクタクシーのライダーや零細店舗の事業者など、スマホやタブレットのアプリでビジネスをしている人が、ジャカルタのような大都市では非常に多い。バグは死活問題に直結すると表現しても、過言ではない。

インドネシアで「メッセンジャーアプリの対応OSの整理」という話題が注目を集める背景も、このような事情がある。

【参考】
Android