インドネシア政府がSIMカード規制、未登録番号は2018年5月より利用不可

5月1日、インドネシアでは大規模な規制が実行される。それは携帯電話のSIMカードに関するものだ。

セルラー端末の所有者全員を対象に、SIMカードに使用者の個人情報を登録することが義務付けられた。登録期限は4月30日まで。5月1日以降、情報未登録のSIMカードはそのアクセスがすべてブロックされる。

最終期限は5月1日

SIMカードと使用者の個人情報を登録するシステムは、去年から段階的に構築されていた。

この登録は今年2月末日までが本来の期限であるが、そこから60日以内に通話、インターネット、SMS送受信などが段階的にブロックされてきた。情報未登録のSIMカードがすべて利用不可能になるのが5月1日というわけだ。

規制の背景

スマホの利用シーンは、日を追う毎に広がっている。

電子決済は珍しいものではなく、スマホアプリを介した金融投資も可能だ。一方で、端末所有者が判明しないことが問題視されるようになった。

インドネシアでは零細規模の屋台でもSIMカードが販売されてきたが、その際の個人情報登録は必要なかった。規制の背景には、電子決済やオンライン決済サービス普及に向けて情報を整備する必要があったことが挙げられる。

また、テロリストが複数のSIMカードをその場で一括購入することも可能であり、これを防ぐことも今回の規制の背景だと言える。その他、ネット上のデマ拡散を防ぐ狙いも考えられ、今回の規制は最近の世界情勢やネット環境を受けて施行されるものだと見られる。

外国人も対象

この規制は、インドネシア国内にいる外国人も対象内である。

このため、インドネシアのSIMを保有していてまだパスポート登録を行っていない日本人はキャリアのカウンターに行ってこの手続きをしないと、通話やデータ通信が出来なくなってしまう。住民登録証を持つインドネシア人はSMSで登録できるが、外国人はカウンターに行かないといけない。

また、今後新規にSIMカードやWifiルーターを買う場合はパスポート等の身分証明書を持参する必要がある。

【参考・動画】
Begini Cara Registrasi Kartu Prabayar Tervalidasi: Simpati, Indosat, Telkomsel, XL, dll-YouTube