Facebook情報流出問題のインドネシアへの影響

Facebookのユーザー情報流出問題は、もはやアメリカ国内のみの話題ではなくなった。

最大8700万人近くのユーザーの情報が外部に不正に流出し、そのうちの約100万人分がインドネシア人のもので、アメリカ・フィリピンに次ぐ流出数とされている。

ロヒンギャ問題とFacebook

先月、国連人権理事会でFacebookが名指しで指摘された。

ミャンマーのロヒンギャ問題について、少数民族へのヘイトスピーチをFacebookが拡散しているというのが指摘の内容だ。

それに加えて、情報流出問題が発生した。インドネシア政府の反応は早く、Facebookに対して詳細を調査報告するよう要請したのだ。

ルディアンタラ情報通信相はFacebookの通信ブロックについても言及しているが、これはもしFacebookがヘイト投稿の拡散防止に消極的な場合に、という話だ。

SNSに支えられた生活

インドネシアのFacebookユーザー数は推定1.3億人を超えており、生活のインフラのひとつと言っても良いだろう。

上の動画に寄せられたコメントの中に、こんな投稿もある。

「ブロックは絶対反対! Facebookには僕の小さい頃の写真もたくさん保存されてるから」

インドネシア人にとってのFacebookとは、写真を保存するクラウドストレージサービスでもあるのだ。

社会インフラとしてのFacebook

経済面においてもFacebookは欠かせないものだ。広告や情報伝達においても、Facebookは多くの企業に利用されている。

しかし、インドネシア当局としては膨大な量の個人情報をFacebookが適切に管理しきれなかった事実は無視できず、当分尾を引くだろう。

インドネシアは来年の大統領選挙に向けて政治の1年となり、Facebookでも今後多くの情報が発信されていく。

Facebookも昨今の問題を受けて、今月「ソーシャルメディアが選挙と民主主義に与える影響に関する研究を募る、独立した選挙研究委員会」の設立を発表したばかりだ。今後のFacebookの対応はインドネシアへの影響も大きく、注目が集まる。

【参考・動画】
Facebook Terancam Diblokir di Indonesia - Liputan6 Pagi-YouTube