インドネシア全国の「ワルン」をオンライン化するアプリが登場

インドネシアにはワルンという「町の雑貨屋」がいたるところにあり、インドネシア人の憩いの場になっている。ワルンは個人経営の店舗だ。

ここでもし、航空券が予約できるとしたらどうだろうか?

ワルンをオンライン化し、より豊富な商品を取り扱い可能にしようという動きがここ最近活発になってきている。

ワルンをオンライン化

今回ご紹介するのは『AlfaMikro』というアプリである。

AlfaMikroはその名の通り、コンビニ大手Alfamartを運営するPT Sumber Alfaria Trijaya Tbkが提供しているサービスだ。このAlfaMikroがデジタルキヨスクサービス『M Cash』、オンラインワルンアプリ『Wagon』と提携する。

これらのサービスを活用すれば、ワルンの店主はデジタル商品を販売することができる。ここで言う「デジタル商品」とは、電子決済を介した公共料金支払いやスマートフォンのプリペイドチャージ、航空券なども含む。

AlfaMikroはGoogle Playで配信されているアプリだが、販売者側の利用に特化しており、簡単に言えば「問屋アプリ」である。

このような事業者に向けたスマホアプリが、インドネシアではここ最近活発にリリースされている。

全国のワルンに接続

AlfaMikroにより、低スペックのAndroid機を使ったオンラインビジネスが可能になる。AlfaMikroでは店頭に陳列する商品の取り寄せもできる。こうしたサービスが出てくるまでは、ワルンから問屋への発注はデジタル化されておらず、電話や筆記による発注だった。それを劇的に改善させる手段が、スマホを通じて提供されるようになったのだ。

ワルンはインドネシア全国各地に無数に存在しており、AlfaMikroが普及すれば、それらの零細規模店舗が一斉にオンライン化されるという可能性がある。

コンビニチェーンとワルン

AlfaMikroは「モノポリー(独占)」ではなく、「ウィンウィン」を目指すものだ。

その場所に根付いた店は、そこに住む人々の生活にとってなくてはならない存在となっていく。大手コンビニチェーンを運営する大企業と、町の一角にあるワルンがテクノロジーによってウィンウィンの関係を築こうとしている。これによりインドネシアの生活の利便性は大きく向上していくだろう。