インドネシアのスマホメーカーAdvanが注目の新機種G2を発表

インドネシアに限らず、各国のミドル〜ローエンドスマートフォン市場は競争が激しい。

インドネシアの場合は政府が各企業にTKDN(国内部品調達率)の規制を課しており、地場企業の成長を望んでいるという見方もできるマーケットだ。

そんな中、地場系メーカーAdvanが新型スマートフォン『Advan G2』を発表した。

セルフィー重視のAdvan G2

Advan G2の小売希望価格は249万9000ルピア。日本円にするとちょうど2万円だが、この価格帯のものはインドネシアではとくに競争が激しい。Oppo F5シリーズのような300万ルピア台の製品との競争もあるし、最近ではXIaomiが高クオリティの機種を100万ルピア台で出している。

そうした状況下の市場に投入されたG2の性能を見てみよう。

画面:5.5インチ(1920×1080)
RAM:3GB
ROM:32GB(最大128GBのMicro SDカード搭載可能)
OS:IDOS 7.2
SoC:MTK6750T(オクタコア1.5GHz)
フロントカメラ:1600万画素
リアカメラ:1300万画素
バッテリー容量:3500mAh
デュアルSIM

以上を見て分かる通り、G2はリアカメラよりもフロントカメラのほうが高い画素数を持っている。セルフィーを意識した設計だ。

インドネシア市民は、自撮りを好む人々と言ってもいい。Instagramはもはや社会インフラのようになっている。「実名、顔出し」というものに日本人ほど抵抗感を感じておらず、ちょっとしたきっかけでセルフィー画像を公開する。自撮り棒も、日本に先駆けて普及した。

そういう意味でインドネシア人はアメリカナイズされているのかもしれないが、いずれにせよこの国では「自撮り」は大きな意味合いを持つ。

iPhoneにそっくり?

デザインは、iPhone7 Plusに近づけたように見受けられる。真円形のホームボタンにスピーカーの位置関係、上下ベゼルの比率、ボディーの形状。液晶画面のインチ数は同一である。

ただし、G2の場合は本体上部にイヤホンジャックが搭載されている。

このG2にはフェイスID機能も装備されているが、その有効性は実機を触ってみなければ分かりかねるものでもある。

数年前よりも平均所得が向上しているとはいえ、まだまだインドネシア人にとってのiPhoneは「高級品」である。それを一括払いで買えるのは、アッパークラス以上の富裕層のみ。だからこそ、庶民の心の中ではiPhoneに対する強い憧れがあるようだ。

G2のデザインは、それを具現化したものかもしれない。

初回販売セールを予定

このG2を「外資系メーカーに対抗し得る機種」と位置付ける現地報道もあるが、スマホ買い替えを考えてるワーキングクラスをいかに取り込むか、ということが焦点になるだろう。今までRAM1GBの機種に甘んじていた人が、所有機の大幅な性能アップを狙う意味でG2を買い求めるという動きもあるかもしれない。

G2はオンラインショッピングサイトLazadaにて初回販売セールを行う予定で、価格は199万900ルピア(約1万6000円)に設定されるという。

インドネシア国内のローエンド機種は、その平均性能が確実に向上している。それはRAMとROMの容量を見れば一目瞭然で、200万ルピア台の機種はRAM3GB、ROM32GBのものが標準になりつつある。

それに従い、より多機能なアプリやオンラインサービスも投入されていくだろう。

【参考・動画】
Advan
Advan G2 dengan Face ID-YouTube