インドネシアのユニコーン企業候補 飲食店情報アプリ「Qraved」

評価額10億ドル以上の非上場ベンチャー企業を「ユニコーン企業」と呼ぶ。

今の時点で、インドネシア発のユニコーン企業は3社存在する。Go-Jek、Traveloka、そしてTokopediaだ。

ユニコーン企業の候補も数多く台頭してきており、『Qraved』もその1つである。

オンライン予約可能な飲食店情報アプリ

治安と経済成長というふたつの要素が揃えば、急成長するのが飲食産業だ。

飲食店そのものの店舗拡大もそうだが、それに伴い予約や店舗情報を提供するサービスも出てくる。日本では『ぐるなび』や『食べログ』などで、インドネシアにおける現時点での代表格の1つがQravedだ。

一方、インド発のレストラン口コミサービス『zomato』がジャカルタにも進出しており、これを利用する人は多いものの、zomatoにオンライン予約機能はない。Qravedはオンライン予約機能がある点が、zomatoと比べて特徴的と言える。

このサービスでは、ジャカルタやバリ、バンドゥン、スラバヤ等を含む6都市の飲食店情報が掲載されている。最初のページをぱっと見ただけでも、使い方に迷わないデザイン設計だ。

Qravedではオンライン予約もでき、店によっては電話のみの対応という場合もあるが、大半の店はQravedからのオンライン予約を受け付けている。

オンライン予約するには、まずは最下部右側の「BOOK NOW」をタップし、その後、人数や日程、予約時間帯を設定してQravedに送信する。大した手間が掛からず、ユーザーが直感的な操作で予約を完了できるように設計されている。

SNSとしての役割も

Qravedは、SNSとして機能も有している。

Qravedで予約した店のメニューをユーザーが写真撮影し、それをQraved内に投稿。画像付きの口コミが他のユーザーに拡散する。

アプリ内にオウンドメディアも用意されており、食に関する記事を読むこともできる。日本を含む各国の食文化を解説する記事もあった。更新頻度は1日1~2記事で、読み応えのある情報が配信されている。

ユニコーン候補にリストアップ

Qravedは、インドネシア政府が作成した「44のユニコーン企業候補」のリストに名を連ねている。これは2020年までに成長する可能性のあるスタートアップをまとめた資料だが、当メディアでも取り上げた『TADA』とともにQravedがリストアップされている。

数年以内のユニコーン化は決して夢物語ではないと思わせる、注目のサービスだ。

【参考・画像】
Qraved