Go-JekにGoogle等が12億ドルの出資を予定か

Googleの持株会社Alphabetが、インドネシアの配車サービスGo-Jekに出資をするというニュースが出た。

これは、ロイター通信が内部の関係者から聞き取った話でAlphabetからのリリースは本記事配信の現時点で出ていないが、いくつかのテクノロジーメディアが裏取りに乗り出している。

ロイター通信によると、AlphabetはTemasek等と出資予定であり、総額は12億ドル(約1330億円)に上るという。

Googleと中央政府の関係性

Googleとインドネシア政府との関係性は、去年から改善傾向にある。

インドネシアも他国と同様、Android OSのスマートフォンが最も普及している。WebブラウザはGoogle Chrome、動画サイトはYouTubeといったように、もはやGoogleのない生活は考えられないくらいだ。

だが一方で、Googleには法人税問題があった。明確な現地法人を設置しないことで、インドネシア当局からの租税徴収を回避していた時期があったのだ。

その問題はGoogleが法人税の支払いを約束することで、一応の決着がついた。同時に、そこからGoogleによるインドネシア国内での事業が加速しているように思える。

スマホ事情にも変化が?

では、この出資が実現したら、どのようなことが起きるのだろうか?

以下はあくまで筆者の予測だが、ローエンドモデルのスマートフォンへの最適化がGo-Jekのアプリに施されるのではないだろうか。

先日お伝えした軽量版Androidの話題にもつながるが、インドネシアではRAM1GB、ROM8GB程度のスペックの機種が主力として活躍している。その中で、RAMもROMも大きく消費することのないアプリを開発しなければならない。

それは利用者側だけではなく、ライダー側からも考える必要がある。上記のスペックのスマホでも、仕事に差し支えないアプリが常に求められる。

今後アプリ内の機能を増やし、それをローエンドモデルで快適に扱えるようにする工程は欠かせないために、可能性は十分にあるのではないだろうか。

Go-Jekプリインストールの可能性

また、間接的ではあるがスマホのTKDN(国内部品調達率)との関連性も気になるところだ。

インドネシアで4Gスマホを販売する場合、その製品のTKDNが30パーセントを超えていなければならないが、この数字は、ソフトウェアを含んだものだ。

今後Android Oreo/GO Edition搭載機種がインドネシアの市場で頭角を現した際、次の段階としてGo-Jekを製品にプリインストールするという可能性は考えられないだろうか。

Googleとライドシェア

Googleは傘下のベンチャーキャピタルを通して、Uberの競合である米Lyft社に出資を行っている。またWaymoという自動運転開発会社も保有しており、アメリカでの公道テストで実績を積んできている。

ライドシェアはソフトバンクがUberの筆頭株主となるなど、世界中で大きな動きが続いている。GoogleがGo-Jekに出資するとなればその次の一手は、東南アジアにおけるライドシェア競争にも大きな影響を与えることになっていくだろう。

【参考・動画】
ロイター通信
Perusahaan Induk Google Akan Tanam Investasi di Gojek-YouTube