Xiaomiの低価格スマホが「新型iPhone発売」の話題をインドネシアで凌駕する

現地大手メディア『KOMPAS.com』のテクノロジー部門のページにて、あることに気づいた。

2017年12月26日のことであるが、テクノロジー部門の人気記事ランキングの1位から4位までを占めているのが、Xiaomiの『Redmi 5A』というスマートフォンの記事である。iPhoneすらも軽く凌駕するほどの話題性を発揮しているようだ。

ちなみに5位の記事は、新型iPhoneのインドネシアでの販売価格に関するものである。その話題はトップどころか、5位に追いやられている。

Redmi 5Aとは、どのような機種なのだろうか?

iPhoneより話題の低価格機

昨年10月に発売されたこの機種は、1280×720の5インチディスプレイを持ち、CPUはSnapdragon 425 1.4GHzクアッドコア。RAMは2GBで、OSは Android 7.0を採用している。ひとことで言えば、エントリーモデルの低価格機だ。

中国での販売価格は599元(約1万円)。値段と比較すればかなり努力したと思われるスペックではあるが、そもそもCPU自体が廉価機向けのものだ。

しかし、このRedmi 5AがインドネシアではiPhone以上に大きな注目を集めている。

8000円台のスマホ

Redmi 5Aのインドネシアでの販売価格は、99万9000ルピアに設定された。日本円にすれば、約8300円である。

すなわち、中国での販売価格よりも安く設定されているのだ。

このあたりが、どうやら現地のモバイルマニアの間でインパクトを生み出したらしい。じつを言うと、筆者自身も驚いている。というのも、筆者が思いつく「100万ルピア以下のスマホ」といえば、SmartfrenやMitoといった現地系メーカーのものしかないからだ。

実績とネームバリューのある外国メーカーが100万ルピア以下のスマホを発表した。これは何を意味するのだろうか?

スマホにいくらかけられるか?

我々日本人が使用しているスマホは、その殆どがハイエンドモデルである。iPhoneがその代表格だ。

しかし、インドネシアを始めとする新興国では事情が異なる。現地の所得事情に合わせた価格のスマホが、一番の売れ筋である。2017年のジャカルタの最低法定賃金は約335万ルピア(約2万8000円)だが、そのレベルで一家を養っている人が2年サイクルの新陳代謝を可能にできるスマホ、と表現すれば多少は分かりやすいかもしれない。

現実的に考えて、スマホ購入にかけられる資金は200万ルピア(約1万6700円)ほどではないかというのが筆者の考えだ。もちろん、中には長期ローンを組んでiPhoneを購入する人もいるが、逆に「性能の良い低価格機」を必死になって探し求める人も存在するはずだ。

インドネシアの現地事情を考える上では、100万ルピアクラスのスマホの性能向上は注目するべきことである。

【参考・動画】
KOMPAS.com
Phablet.jp
Xiaomi
Unboxing Xiaomi Redmi 5A Indonesia!-YouTube