ハッシュタグ検索アプリで調査する、インドネシアInstagram事情

今回ご紹介するのは『TagFinder』というスマホアプリである。

TagFinderはInstagramの人気ハッシュタグを検索するアプリ。たとえば「dinner」と入力すると、そのハッシュタグに関連付けられている投稿の件数や、「dinner」とともにタグ付けされやすい他の単語をチェックすることができる。

「dinner」の場合は、「instafood」や「sweet」、「cake」、「breakfast」なとどいうハッシュタグと一緒にされる機会が多い。

関連性の高いハッシュタグを検索

このアプリの価格は600円である。

作りも簡素で、これを使ったところでフォロワー数が急激に伸びるわけでもないだろう。

しかし、筆者はWebライターとしてこのTagFinderは十分に活用できるアプリだと考えている。

このアプリで「indonesia」と検索した場合、それと関連性の高いハッシュタグが出てくるからだ。インドネシアのInstagram事情を調べる上で、じつは有効なアプリである。

「indonesia」とつながりのあるハッシュタグは「jakarta」や「bali」など、やはり地名が多い。では次に「jakarta」と入力して検索する。すると検索下位の位置に気になるハッシュタグがあった。「ngakakkocak」である。

「ngakak」は「爆笑」、「kocak」は「愉快、面白い」という意味だ。それをひとつにつなぎ合わせたハッシュタグだが、これが120万件近くの投稿に関連付けられている。

現地企業のインスタ戦略

早速、Instagramで「#ngakakkocak」とやってみよう。

単語の意味だけあって、やはり面白動画が多い。だが一方で、「爆笑」や「愉快」とはあまり関係のない商品広告の投稿も目立つ。このあたり、現地企業のInstagram広告戦略が窺える。

投稿の内容が何であれ、とりあえず人気のあるハッシュタグをつけている。Instagramで最も使われているハッシュタグは「love」である。TagFinderでどの単語を検索しても、検索最上位には必ず「love」が出てくるほどだ。

そしてインドネシアの場合、使用文字がアルファベットのためか英語圏で需要のあるハッシュタグがそのまま用いられているようだ。現地語のハッシュタグは、それよりも格段に少ない。

見方を変えれば、そのあたりはアメリカやイギリスでのハッシュタグ戦略との互換が利くということかもしれない。

「インスタ映え」はインドネシアでも

インドネシアでも、やはりInstagramの影響力は大きい。

飲食チェーン店などでは、ハッシュタグキャンペーンが頻繁に企画されるようになった。大都市に住む市民にとって、Insitagramはもはやインフラのようになっている。